令和元年〜☆おめでとうございます

なんとなく節目だとやる気出ちゃう、シブヤメッキのPCできる方 渋谷木の実です。

前回に引き続き、シブヤメッキの強みだと思っている技術のお話です。

蒸着メッキ屋さんと木型屋さんはそれぞれたくさんあっても、

両方を兼ねているとなるともうこれは渋谷大輔(シブヤメッキ)なんじゃないかと。

この技術の組み合わせが、個人のお客様のご依頼を受けられることに繋がっています。

素材、接着剤やパテの種類によっては、熱処理で変形してしまうものなどがあります。

企業様からは素材の詳細をいただけますが、個人のお客様の場合細かく聞く事が難しい素材もあります。

蒸着メッキでは、一定の条件で隙間などから変色してしまう事があります。

熱処理、真空状態でパテなどがやせたり、気泡となったり。

接着部分などの隙間や、カッターが走った跡、接着部分の少しの段差もそのまま出てしまいます。

お客様のイメージをそのままに、悪さをしないようにパテを盛るなど下地作りをします。

そして粗出し。納得いく状態になるまで何度も繰り返します。

お客様のこだわりや、思いを感じ取ってカッコイイを読み取るセンスは抜群だと思っています。

木型の技術がもし、シブヤメッキになかったら、この状態からの受け取りになります。

完全硬化していない部分など見えない素地もまた、熱や真空の力で気泡が出たり、変色したりします。

最後の研ぎに関しては、見にきたお客様に「これ、もうただの紙やん!!」と言われた、

ペーパーを使って少しでも削った目が出ないように、加工をしています。

これも、渋谷が蒸着メッキ屋さんに依頼する側だったからこそ、

どこまでの下地処理が必要かという知識があり、技術もまた備わっているからできる事だと思います。

試作モデルに携わっていた頃、最終工程のメッキで失敗してしまうこともありました。

その時は、1から作り直し、または引き取って下地処理の状態まで加工し直すことになります。

でもこれは企業だからできること。

個人のお客様の作ったもの、所有のものに変わりの物はありません。

結果、もし木型の技術がなかったら・・・

「どんな状態でもそのまま納品する」ことになるのです。

もちろん限度はありますが、不具合の起こった場合修正をして、再度やり直しができる技術。

それは自分が依頼する側だったからこそ、メッキでも不具合があった後に修正してきたからこそ、

これが個人からもご依頼を受ける事ができる、シブヤメッキの強みだと思っています。

いただいた状態からそのまま蒸着メッキをするのではないため、

ご存知の通り、シブヤメッキは高いです!

その代わり、シブヤメッキとして恥ずかしくない仕事をします。

蒸着メッキのメリットはパテなどが盛れるので修正がしやすいこと。

(ただしこれには、下地処理の技術の高さが仕上がりを左右する。)

金属以外のものにも、塗装ができそうなものでしたら、ほぼメッキがかけられるということ。

メッキにしてみたいお品物がお手元にある場合、

もしかしたらシブヤメッキはお手伝いができるかもしれません。

Instagramのタグから探していただけたら、お客様の感想なども載っています。

ぜひ、ご覧ください。

https://www.instagram.com/shibuyamekki/?hl=ja